ゴールドファームとは |
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1.遊休農地を開墾しその保全及び有効活用を行って地域の活性化を図る。
2.農業体験を通して会員の健康、収穫の喜び・楽しさ、都市農業への理解などを深める。
3.大阪産野菜の認知度と購入機会を高めるなどの地域貢献活動を進める。 |
2006年4月 |
イズミヤOB会(泉友会)の結成
社会に貢献できるOB、イズミヤOBだからできる活動
イズミヤの団塊世代が集合 |
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2007年09月06日
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岸和田市・神於山 2,000u開墾
荒れ地を草刈り・伐採・抜根で畑に復元
※10月8名により大根・白菜の種まきからスタート |
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2008年06月30日 |
大阪府との共同宣言
イズミヤ株式会社(本社:大阪市西成区、社長:林紀男、以下 イズミヤ)は、6月30日(月)に大阪府と、大阪府都市農業の推進及び農空間の保全と活用に関する「宣言書」に調印。 |
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2009年05月08日 |
遊休農地の管理拡大
貝塚市木積4,033uを開墾開始 |
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2011年04月01日 |
NPO法人 ゴールドファーム設立
主なる事務所:大阪府岸和田市尾生町4005番地岸和田市神於山土地改良区内
その他の事業所:大阪府大阪市西成区梅南1丁目7-31 株式会社カンソー内 |
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・私達小売業で長年働いてきたものが、なぜ遊休農地で農業やるのか?きっかけは60歳の定年でした。60歳は「還暦」、人生をまた1からやりな おせるということで、今までと違う生活をしたい気持ちと第2の人生を健康で過ごしたい気持ち! 60歳からは何か社会に役立てること始めたい気持ちを感じており、生活の中に農業を取り入れたいと漠然と思うように なりました。
・定年を控えこのようなことを考えていた時に、イズミヤOB会の発足は私達にさらにいろいろ考えさせる契機となりまし た。親睦だけでなくイズミヤOBだからできることはないのか? 何か地域社会にお役に立つ活動はないのか? 小売業 で長年働いた経験を活かせる活動はないのか? 有り余る時間を持つなかで日常的な溜まり場(目標は関西に3箇所のファーム)となる活動ができないか?
・こんな思案をしていた最中に大阪府では遊休農地が毎年増えて困っているので、まとまった遊休農地を耕作して活用 してくれる団体を探していると聞きました。それでは、この「遊休農地」を活用すれば、これまで考えていた事が実現でき るのではないかと思いこの実験に手をあげた次第です。いくつもの夢と思いが交わりながら始めました。
四日克彦 代表
【主な流れ】 1.イズミヤOB会(泉友会)が結成される。 ↓ 2.「イズミヤの団塊世代」 が定年を迎える。 ↓ 3.そんなとき大阪府より遊休農地の活用話があり・・・ ↓
4.イズミヤ株式会社(本社:大阪市西成区、社長:林紀男、以下 イズミヤ)は、
6月30日(月)に大阪府と、大阪府都市農業の推進及び 農空間の保全と活用に関する「宣言書」に調印。 |
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今後の大阪は、官民協働・民が中心、行政はサポートで、 との方針。
今回の取組みは象徴的な事業である。
農空間の保全は、官だけで謳っても仕方がない。民の皆さんの協力をいただく必要がある。
また、大阪の地産地消を全国発信していきたいと思っているときに、こういうお話はありがたい。
大阪府知事
橋下徹
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●イズミヤとして
「共同宣言」について
企業のCSRとして、遊休農地の解消や農業の活性 化に参画
食品残渣の堆肥化・利用を通じて循環型社会に貢献
共済会や健保組合における健康増進活動への位置 づけを検討
OB会に留まらず、現役も参加してコミュニケーション の場としても遊休農地を活用させていただく。 |
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●イズミヤとして
「宣言書」の内容について
私たちは、食を支え環境を豊かにしてくれる大切な
大阪の都市農業・農空間を、みんなで守り育て次代
に引き継ぐため、次の施策に協力して取り組むことを宣言します。
1.農空間の保全管理に関すること
2.多様な担い手の育成支援に関すること
3.大阪産農産物の地産地消に関すること
4.その他大阪の農政の推進に関すること |
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ゴールドファームの運営方針
1.緑環境の維持改善
〜遊休農地の有効活用で地域の活性化を図る。
2.地域貢献への積極取組
〜農業体験と収穫の喜びを市民参加で広める<BR>3.健康生活の維持
〜 アクティブ8 |
【名 称】 NPO法人ゴールドファーム
【代表者氏名】 四日 克彦(よっか かつひこ)
【主なる事務所の所在地】
大阪府岸和田市尾生町4005番地 岸和田市神於山土地改良区内(こうのやま)
【その他の所在地】 大阪市西成区梅南1-7-21 (株)カンソー内
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(1) 活動地域
岸和田市神於山(こうのやま)地区及び貝塚市木積(こづみ)地区
(2) 参加者の構成
ゴールドファーム会員と当法人の活動趣旨に賛同する団体及び個人に参加を呼びかける。
(3) 取組内容
遊休農地を活用した収穫祭や体験農園の実施
上記以外に次の取組も実施している。
・景観作物(ひまわり、コスモス)づくり・・ ・・・・・・・・神於山地区 5月、9月
・地域の朝市への運営参加、来場者への豚汁提供 ・・・・・・・神於山地区 12月
・土地改良区内の不法投棄ゴミ、排水溝の清掃・ ・・・・・・・木積 2月
・木積たけのこ祭りの運営参加 ・・・・・・・ ・・・・・・・木積 4月
・御堂筋Kappoに出展(泉州野菜の普及・販売活動)・・・・・・御堂筋 10月
※御堂筋Kappoは大阪府のイベントです。
御堂筋Kappoへ出店。さあ売るぞ! |
小積農園で作業をする会員の皆さま! |
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・収穫祭や体験農園で作る者しか味わえない野菜のおいしさ、収穫の喜びを体験することができました。 また、持ち帰りした収穫野菜の話で家庭内の会話が弾み団欒が深まりました。
・農作業が会員の基礎体力が向上させ風邪やメタボと無縁の健康体に変わりました。
・農業素人が農村に入り耕作活動を始めたことで、地域に「新入生効果」が表れ活性化を図りました。
・新聞・TV局の報道で活動が取り上げられ、感謝状や表彰状を戴いて、活動に対する社会的な評価や関心の高さを知ることが出来きました。
・遊休農地の開墾時作物としてジャガイモ、そば、小麦などが適している事が確認できました。 |
・「アクティブ80」 80歳まで人の世話にならずに自立して健康生活を送るために会員各位はメタボを克服。
・日常の農作業や新たな遊休農地開墾のために会員数の増大。
・会社時代の上下関係を引きずらないために、会員は対等公平で自由参加の運営。
・耕耘機など機械化による保全管理の強化。
・組織運営力の強化と役割分担で活動力の向上。
・市民農園や体験農園を開設し、農業未経験者が気軽に農作業が始められるための環境づくり。
・これからの遊休農地開墾や保全管理などの活動計画の拡充。
・農の持つ多面的機能を活用したうつ病予防やリハビリなどの取組活動。
・生活習慣病を克服する食育活動の実践。
・御堂筋Kappoへの出展や景観作物づくりなどの幅広いボランティア活動の推進。 |
平成19年6月に開墾前の遊休農地(岸和田市神於山地区)を見に行きました。そこはまさに雑木林で、これが本当に畑になるのか、農業の素人が本当にできるのか、はたして何人が参加してくれるかという不安を抱えながらも、清水の舞台から飛び降りる気持ちで大阪府と5年間の保全契約を 締結しました。それを大阪府と地元の「神於山ファーム」の皆さん方のお力添えで整地し、抜根、石拾い、不法投棄のゴミ拾いを行い、ようやく畑らしくなり、何とか9月から農作業を始め大根と白菜の種を播きました。開墾時に地元の方々にご親切に協力いただいたことを本当に感謝しています。
この農地は2,000uありますが、半年間は半分も使うことが出来ませんでした。全員が農業については素人ですし、鍬の使い方を知らない、畝の作り方、種のまき方も知らない、道具一ない状態からのスタートでした。集まった入会金と会費18万円は、鍬6本と散水ホース、種・肥料等を購入すると瞬く間になくなり、お金を「お足」とよく言ったものだと妙に感心してしまいました。 活動開始に当たり大阪府へ農事指導をしてくださる方をお願いしましたところ、木下良(大阪府農の匠)さんのご指導を仰ぐことになりました。木下先生は新規就農者や中国からの農業留学生を直営農場で指導しておられる方で、農業大学の講師や大阪府農の匠会長を初代から永年務めておられます。そんな偉い方のご指導を受けることになり初対面では緊張しましたが、「農業は楽しくしましょう、失敗も勉強です」と聞いてホッと安堵したものです。最初に私達の様子を見ておられて「本当の素人」だとわかると、鍬の使い方、畝作り、種の播き方など基本から親切丁寧に教えてくださいました。それでも私たちが作った畝はS字形に曲がった芸術的なものでした。 畝づくりや草取りは本当に大変でした。畑仕事をした翌日は足腰や腕が痛いという状態が毎回続き、その上、活動を始めた9月は30℃を越える真夏日が多くて毎回へとへとに疲れたのを鮮明に覚えています。しかしながら、3カ月もすると私達の体も徐々に慣れてきて、体力もつき、鍬の使い方も少しは様になるようになりました。しかし、これからも鍬だけで600坪の畑を耕すことは無理と悟り、耕転機を手配しましたら財布は空でも機械化することで気持ちは楽になり、一同再び元気を取り戻したものでした。 農作業をやってみて分かったことですが、不思議と作業中は無心になりストレスが発散されて精神的な健康にも良いことです。野菜の生長を楽しみながら体を動かすことは、本当に健康に良いことなのです。11月に400個のチンゲンサイを、12月には大根を約300本、1月に300個の白菜と、毎月活動の柱である収穫祭を楽しみました。そこには参加者の笑顔がいつも溢れており、自分達が作った野菜は安全で本当に美味しいし、収稽祭はこれまでの苦労を流して喜びと充実感を与えてくれます。そして私達だけではなく、家に持ち帰れば必ず収穫野菜の話で家族や親戚友人とのコミュニケーションが自然にとれて、家族団らんが生まれます。 ですから収穫祭の後には、これまで体験したことのない幸福感と心豊かな生活を知ることが出来ました。好き嫌いや食育教育を言葉や理屈で教えるより、畑ですぐに食べるスイカやトウモロコシの美味しさを知ったり、寒締め野菜の味体験をしたり、太陽を充分浴びて育った本物の野菜を食べれば、誰もが野菜を好きになり、小さな野菜の端切れまで残さず食べます。それが自分で育てたものであれば尚更なのです。 成功ばかりではなく失敗も沢山ありました。初めて播いたほうれん草は、厚く播きすぎたので間引きばかりを何回も続けましたし、10日遅れで播いた白菜は2月になっても結球せず、薹(とう)が立ったものを食べる事になりました。でもこれも買うことが出来ない、美味しい味でした。 このように「農のある生活」は体験した人だけが知る喜びなので、もっと多くのみなさんに体験していただきたいと思います。ゴールドファームはその機会を皆さんにご提供します。 なぜ、グループでゴールドファーム(組織)を始めたのか。一人で始めるのは気軽でいいですが、作業が苦しくなると私のようにすぐに止めてしまいがちな人もいます。また今後も私たちのように「農のある生活」を始めたい人が出てくると思い、その受け皿になりたいと考えました。さらに、掲げた目標や課題などはとても一人で取り組めません。長期に渡りこの活動を継続させていく為には、一人では無理と考えてこの会を設立したわけです。 会員の活動だけでなく、イズミヤ共済会や労働組合をはじめ関係団体とも連携して体験農園を開催して、このすばらしい「農のある生活」をこれからも広めていきます。
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四日克彦 代表 |
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ゴールドファームとは
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